幼少期 ~ 陸上との出会い
吉田響は静岡県御殿場市で育ち、幼少期から活発な子どもでした。しかし5歳のとき、ペルテス病を患い、一時は歩くことさえできず、外で遊ぶ友達を眺める日々が続きました。悔しさと苦しみの中、ようやく回復した後は、その反動で走る楽しさに夢中になり、次第に長距離の魅力に引き込まれていきました。
中学・高校時代 ~ 長距離ランナーとしての飛躍
中学進学後、本格的に陸上部に所属。トレーニングを積む中で、持ち前の粘り強さとスピードが開花し、県大会や全国大会で頭角を現し中学3年生の時に、ジュニアオリンピック陸上競技大会に出場(3000m走で7位入賞)。高校時代には東海大付属静岡翔洋高等学校高校に進学し、さらに高いレベルでの競技に挑戦。都道府県高校駅伝に出場し、チームの主要メンバーとして活躍しました。
大学時代 ~ 駅伝ランナーとしての成長
大学は東海大学へ進学。箱根駅伝デビューでは1年生ながら東海大の5区として7人抜き(区間2位)と好走。しかしチームとの吉田響選手の考え方の相違で東海大学から創価大学(3年生)に転籍。箱根駅伝を目指してさらなるトレーニングを積みました。大学最後の駅伝大会となる第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(2025年1月2日、3日開催)の2区で日本人歴代最高記録を樹立(タイム:1時間5分43秒/13人抜き)。大学駅伝シーンで着実に実績を残してきました。
プロアスリートへの挑戦
大学卒業後、さらなる高みを目指し、プロランナーとしての道を選択。マラソン競技を軸に、トレイルランニングでも活動。世界大会での優勝、国際舞台での活躍を掲げ、さらなる挑戦を続けています。世界で戦う日本のトップランナーの一人として、これからランナー界での実績を積み上げていきます。